PayPay
経済産業省からの普及推進を受け、QRコード決済を始めとしたキャッシュレス決済サービスの存在感は日増しに強くなっています。
現在までに様々なブランドがリリースされてきましたが、中でも「PayPay」はユーザー数や加盟店が多く、プロモーションやキャンペーンによって高い認知度を獲得しています。
本項では、「PayPay」の特徴や使い方、導入メリットなどについて解説します。QRコード決済の導入を検討している方は是非参考にしてください。
PayPay とは?
「PayPay」は、PayPay株式会社によって提供されているQRコード決済です。PayPay株式会社は、ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の共同出資によって設立しました。
2018年10月のサービス開始以降、5,500万人以上の会員及び374万ヶ所以上の加盟店で利用されています。(※2023年2月7日PayPayプレスリリースより)
PayPayは、「100億円あげちゃうキャンペーン」や決済額の2000%のボーナスを付与する抽選など、大規模で派手なキャンペーンを定期的に実施し、ユーザー数を増やし続けています。
トップクラスのユーザー数と加盟店数
- 「PayPay」は、「現金以外のキャッシュレスな支払い方法として思い浮かぶサービス」で、クレジットカード決済を抑え1位に選ばれているほどユーザー数が多く、認知度も高い決済サービスです。(※2020年1月度 NPSアドホック調査)
また、加盟店も374万ヶ所を超え、累計決済回数は23億回を突破しました。(※2022年10月26日PayPayプレスリリース)ユーザー数の多さや導入ハードルの低さから、今までキャッシュレス決済に対応してこなかった中小規模の店舗にも導入されています。 キャンペーンが豊富
- これまで「100億円あげちゃうキャンペーン」や「ペイペイジャンボ」など、資本力を武器に高還元率のキャンペーンを多く実施してきました。
還元されたポイントはPayPayポイントとしてPayPay残高に貯まる仕組みとなっており、それを買い物などに利用することができます。
キャンペーンを活用することで効率的にPayPayポイントが貯まり、そのPayPayポイントを使って買い物をするとまた還元を受けられる、という好循環が生み出されます。 クレジットカード決済の次に利用されている決済サービス
- 2022年9月に行った独自調査によると、PayPayはクレジットカードに次いで多くのエンドユーザーに利用されている決済サービスということが分かりました。PayPayに対応することで多くのエンドユーザーの決済ニーズに応えることができます。
安全・安心なセキュリティ
PayPayは不正利用や個人情報の漏洩を防ぐために、強固なセキュリティ対策を行っています。
- モニタリングにより不正利用を防止
- 専任スタッフが24時間体制のモニタリングを実施、不正利用の有無を監視しています。不正利用を検知した場合は利用停止措置を行うなど、被害を最小限に留めるよう取り組んでいます。
- SMS認証機能のセキュリティ強化
- 新規登録時や別デバイスでログインを行う際に必要なSMS認証に、数字だけではなくアルファベットの組み合わせを追加する機能を採用しています。これにより、フィッシングサイトやフィッシングメールによる、SMS認証コードの不正利用を予防することができます。
- 保証制度の充実
- 不正利用があった場合、エンドユーザー・加盟店ともに、原則としてPayPay株式会社が全額補償すると明言しています。万が一被害にあった場合でも、しっかりした補償制度があるので安心して利用することができます。
豊富なチャージ方法
- クレジットカード
- PayPay残高へチャージできるクレジットカードは、Yahoo!Japanカード(ヤフーカード)のみです。ヤフーカードを利用することで、PayPayポイントがプラスで付与されるなどの還元を受けられるようになります。PayPayアプリから「カード追加」をタップし、クレジットカードをスキャンすることで登録が完了します。
- 銀行口座
- 銀行口座と「PayPay」を連携することで、その後は口座振替でチャージすることが可能です。
60以上の金融機関に対応(2020年12月時点)しています。登録を行うには、キャッシュカード・パスワード・通帳・ワンタイムパスワードなどの情報が必要です。※必要情報は銀行によって異なります。
PayPayアプリから「銀行口座登録」をタップ、登録する銀行を選択し情報を入力することで登録が完了します。
- 現金
- セブン銀行ATMを利用することで、現金によるチャージが可能です。セブン銀行の口座を持っていない方でも利用することができます。チャージは1000円単位で行え、1回あたりのチャージ上限金額は50万円です。チャージ時の手数料は掛かりません。
セブン銀行のATMで「スマホで取引」をタッチし、表示されたQRコードをPayPayアプリで読み込みます。アプリに4ケタの企業番号が表示されるので、セブン銀行のATMに入力します。ATMに現金を入金することで、チャージが完了します。
- ヤフオク!の売上げ金
- 2019年6月に、「ヤフオク!」で売上げた金額をPayPayにチャージすることができるようになりました。売上げた金額を管理画面上で処理するだけで、そのままPayPayでの決済に利用することが可能です。最初の設定のみで自動的にチャージされる、オートチャージ機能も利用できます。
「ヤフオク!」の管理画面で「マイ・オークション」から「売上管理」に進み、「PayPayにチャージ」をタップし、金額を入力することでチャージが完了します。
- ギフトカード
- キャンペーンなどで配布されるギフトカードから、PayPay残高へチャージすることが可能です。
PayPayアプリから「チャージ」を選択し、「ギフトカード」をタップします。ギフトカードに記載されている、16ケタのギフトカード番号を入力することでチャージが完了します。
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
- ソフトバンク、またはワイモバイルを契約中の方に限り、チャージした金額を携帯電話料金と合算して支払うことが可能です。クレジットカードや銀行口座の登録なども不要なので、手軽に利用することができます。
PayPayアプリの「アカウント」から「外部サービス連携」をタップし、ソフトバンク・ワイモバイルと連携します。「チャージ」から「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い」を選択し、チャージ金額を入力することで完了です。
PayPay 決済の流れ
店舗がコードを読み込む場合
エンドユーザーがコードを読み込む場合
PayPay オンライン決済(非対面決済)
「PayPay」は、対面決済だけではなくオンライン決済にも対応しています。PayPayアカウントを利用し、金額を入力するだけで簡単に決済が完了します。
PayPay オンライン決済導入のメリット
- ・PayPay会員の集客
「PayPay」の登録者数は、2020年度に3000万人を超えていることからオンライン決済においても高い集客力が期待できます。 - ・コンバージョン率の改善
対面決済と同じように、エンドユーザーはアプリ操作を行うだけで決済を完了することができます。クレジットカード番号や銀行口座の入力が不要なので、離脱率やコンバージョン率を改善させ売上げアップが期待できます。 - ・スムーズな支払いが可能
決済ページで、支払い方法「PayPay」を選択すると自動でPayPayアプリが立ち上がり決済が完了します。スマホで買い物をされるユーザーにおすすめの決済手法です。
- ・PayPay会員の集客
- PayPay オンライン決済の流れ
- 利用者は最短3STEPで決済が可能です。
※スマホからサイトへアクセスした場合
PayPay オフライン決済
PayPayオフライン決済は、データ通信を行えない環境下においてもユーザー側でPayPayの決済アプリケーションを起動させ、支払いを完結できる決済サービスです。 データ通信を行えない・または接続が不安定な環境下では、PayPayの決済アプリケーション内に「オフライン支払いモード」が表示され、決済に必要なコードが表示されます。従来のPayPayの仕組みと同様に、表示されたコードを店舗側が読み取ることで決済が完了します。PayPayオフライン決済が普及することで、ネット環境が不安定な店舗においてもキャッシュレス決済を導入することが可能となります。 ※同サービスは、2023年7月20日にスタートいたします。サービスのご利用には、アプリケーションのアップデートが必要となります。
ご利用条件
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・ストアスキャン方式の加盟店であること
・店舗の決済端末がオフラインであること 支払い方法
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・PayPay残高
・PayPay後払い 注意点
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・決済金額は1回につき5,000円未満
・決済回数は、24時間以内に2回・過去30日以内に10回まで
PayPay 導入のメリット
5,500万以上のユーザー数
- 2023年に5,500万ユーザーを超えた「PayPay」は、多くの方に利用されているQRコード決済です。支払い方法のひとつとして導入することで、新規顧客の獲得を見込めます。
また、銀行口座との連携が可能であるため、クレジットカードを持たない層の集客効果も期待できます。今後も大規模なキャンペーンを定期的に実施すると予測できることから、「PayPayを利用したい」というエンドユーザーに対応することで販売機会の損失を防ぐこともできます。 0円で導入できる
- 「PayPay」は初期費用0円で導入が可能なので、手軽に導入することが可能です。
決済手数料もユーザースキャン方式の場合に限り無料(※1)、入金手数料(※2)も無料なので、導入後のランニングコストも抑えることができます。
※1 決済手数料無料は2021年9月30日までの期間限定です。
※2 入金手数料は、ジャパンネット銀行のみ永年無料です。その他銀行を利用の場合は、月1回の支払いサイクルまでは無料、それ以上のサイクルの場合、累計決済額1万円以上で105円(税込)の手数料が発生します。 最短翌日入金が可能
- ジャパンネット銀行を利用することで、売上げ金額に関係なく自動的に翌日入金されます。手数料は掛かりません。その他の金融機関の場合は基本的に月1回の支払いサイクルですが、申請を行えば翌々営業日の入金も可能です。売上げを早く現金にしたい、という方には嬉しい入金サイクルです。
PayPay 導入に向いているお客様
売上げをアップさせたい対面決済店舗
- 「PayPay」の強みとして、ユーザー数が多い点とキャンペーン効果により利用率が非常に高い点が挙げられます。
キャッシュレス決済が普及し現金を持たない層が増加している現在では、QRコード決済や電子マネー決済に対応することが機会損失の防止に繋がります。
キャッシュレス決済の中でもユーザー数、利用率が高い「PayPay」に対応することで売上げのアップが期待できます。ユーザースキャン方式であれば、特別な設備なども必要なく0円ですぐに導入することが可能です。 CV率を改善させたいオンラインショップオーナー
- オンラインショップでの買い物の際、約80%のエンドユーザーが決済手段にクレジットカードを選択しています。(※2020年4月6日ネットプロテクションズ調査データより)
クレジットカード決済はカード情報を入力するだけで購入できるという便利な側面がある一方で、カード情報を入力する手間や個人情報漏洩のリスクを懸念する声もあります。「PayPay」のオンライン決済であれば、対面決済と同じ要領でアプリ上の操作のみで決済を完了できるため、コンバージョン率のアップを期待できます。
PayPay 導入方法
アルファポータブルを導入する
- アルファノートのアルファポータブルであれば、「PayPay」の他、「楽天ペイ」や「d払い」などの各種QRコード決済や、クレジットカード決済、各種電子マネー決済などを1台で利用することができます。Wi-Fi、4G回線に対応しているため、屋外でも決済可能です。
≫アルファポータブルを詳しく知りたいかたはこちら PayPay に直接申込みをする
- 「PayPay」の専用Webホームから申込みをし、審査が行われます。審査日数は2営業日程度です。審査通過後「PayPayコードキット」が送付され、サービスを利用できるようになります。
詳しい導入方法についてはお問い合わせください。
その他対応しているQRコード決済
アルファノートのアルファポータブルは、「PayPay」「楽天ペイ」など複数のQRコード決済に対応しています。詳細は下記ページからご確認ください。
- スマートコード決済にも対応
PayPay 導入の流れ
PayPay に対応した決済サービスは、下記の流れでご導入いただけます。
- STEP1
- アルファノートへお問い合わせ
- STEP2
- お申込書、必要書類のご提出
- STEP3
- 加盟店審査
- STEP4
- 端末の発送、初期設定
- STEP5
- サービス開始
PayPay 導入に必要な書類
法人・個人事業主共通
- 申込者の本人確認書類(以下のいずれか1点)
・運転免許証
・在留カードおよび特別永住者証明書
・個人番号カード
・日本国パスポート
・各種健康保険証 個人事業主
- 住所確認書類(以下のいずれか1点)
・公共料金領収書(電気・ガス・水道など)
・住民票記載事項証明書
・住民票写
PayPay 導入に関してよくある質問
- 初期費用とランニングコストを教えてください。
- 業種や取り扱い商材によってご案内できるプランが異なります。お気軽にお問い合わせください。
- 締め日と入金日を教えてください。
- ジャパンネット銀行の口座を利用する場合、自動的に翌営業日に入金されます。ジャパンネット銀行以外の金融機関の場合、当月末締め、最短翌々営業日の入金となります。
- 決済1回あたりの上限金額はいくらですか?
- PayPay残高からの上限金額は、1回50万円です。また、月間では200万円が上限となります。